公式twitterにて公開された新カード《拮抗勝負》について。
強力な効果を持つ罠カードって事で、既に各所で話題になっていますが、このカード…本当に強いのかどうか結構意見が綺麗に割れている印象です。
「一枚でエクストラリンクや先行制圧を潰せるのは流石に強いだろ!」って意見に対し、「罠カード一枚無効にできない盤面ってそもそも先行制圧できてないだろ!」って意見でリターン!
あーいえばこーいう感じになっていて、評価が非常に難しい状況になっています。
書いている事は間違いなく強いですが、実際に使われるかどうかはまた別の話…今回はいつも以上に冷静にこのカードについて考えていきたいと思います。
拮抗勝負
通常罠
自分フィールドにカードが存在しない場合、 このカードの発動は手札からでもできる。
(1):相手フィールドのカードが自分フィールドのカードより多い場合、 自分・相手のバトルフェイズ終了時に発動できる。 自分フィールドのカードと同じ数になるように、 相手は自身のフィールドのカードを選んで裏側表示で除外しなければならない。
完全耐性も何のその!裏側除外で再利用も防ぐ!!
《拮抗勝負》の効果は相手に対しこちらのフィールドと相手フィールドの枚数を合わせるように要求するカードです。通称、「プレイヤーは〇〇しなければならない」カード(《痛み分け》や《禁断の異本》)なので、モンスターの持つ耐性など関係なく、相手が選びさえすれば除去する事が可能。
しかも裏側除外なのでフィールドを離れた場合や除外された場合のトリガー効果、除外からの再利用の心配もほぼない最強の除去と言えます。効果に関しては間違いなく強いです。
ただし、効果的に全除去はできず、一番残されたくないものは基本的に場に残る
〈処理できる可能性はあるけど…私は絶対に選ばないぞ!〉
自場にこのカードしかない状態で発動すれば全除去できると考えている人が結構いるようですが、発動したカードは効果処理後(チェーンが発生した場合は一連のチェーン処理が全て終わった後同時に墓地へ)に送られるので、効果処理時にはフィールドにバッチリと存在しています。
なので、《拮抗勝負》は相手の盤面を1枚にできる除去札と考えるのが正解であり、全除去できるカードではありません。残すカードは相手が選ぶ訳ですから、一番残されたくないカードは基本的に残されてしまうって事を覚えておくのが大切です。まぁ、それでも1枚で2枚以上のカードを裏側除外できる可能性があるのですから強力である事は間違いないと思います。
発動できるタイミングは自分・相手のバトルフェイズ終了時
自分ターンの場合は「バトルフェイズに入りたいです。~バトルフェイズ終了時に発動します。」でOKですが、相手ターンに発動する場合は散々殴られまくった後に発動タイミングが舞い込んでくるのでちょっとどころかかなり遅いです。
現代遊戯王ならばそのままワンキルされてお陀仏って可能性も十分考えられるので過信は禁物!
《和睦の使者》や《速攻のかかし》《超電磁タートル》等、戦闘をやり過ごすカードと併用すれば場のカードを最小限に抑えながら発動に繋げられるので相性は抜群。むしろ相手ターンで発動するならばそれらカードとの併用が必須だと思います。
※:ちなみにモンスターがいなくてもバトルフェイズに入る事は可能です。後攻1ターン目にメイン1から更地でバトルフェイズに入ってこのカードを発動してメイン2で展開する事も勿論できます。
《拮抗勝負》が流行るなら《封魔の矢》が使われるかもしれない
《封魔の矢》
速攻魔法
このカードの発動に対して魔法・罠・モンスターの効果は発動できない。
(1):自分または相手のバトルフェイズ開始時に発動できる。 このカードの発動後、ターン終了時までお互いに魔法・罠カードの効果を発動できない。
《拮抗勝負》が流行れば、それを封じられる《封魔の矢》が使われたりするかもしれません。(う~ん、でも流石にないかなぁ?)
効果は強いが絶妙な一枚。使われてもデッキを選ぶのは間違いないと思う…(自信は無い)
効果は確かに超強いですが、デッキも選ぶだろうしそこまで採用率は高くならないタイプのカードかなぁ~と個人的には考えています。ただ、こればっかりはあくまで予想なので定かではありません。
大勢の意見が気になる案件なのでアンケートを用意しておきました。みんなガシガシ投票お願いします。