『遊戯王デュエルリンクス』に「暗黒界」が実装される事で発生が想定される問題。
「《死者への手向け》で《暗黒界スノウ》を捨てたのに効果が発動しない。バグだ!」問題
『デュエルリンクス』では機械的に処理されるので、そのまま滞りなく進みますが、把握していない人に疑問は残り続けますよね?
そんな疑問を救済する【コストと効果で捨てるの違い】のお話。
「暗黒界」の効果について
効果モンスター
星4/闇属性/悪魔族/1700/0
このカードがカードの効果によって手札から墓地へ捨てられた場合、デッキから「暗黒界」と名のついたカード1枚を手札に加える。相手のカードの効果によって捨てたられた場合、さらに相手の墓地のモンスター1体を選択し、自分フィールド上に守備表示で特殊召喚できる。
カードの効果によって捨てられないと発動しません!
とりあえず手札から捨てられれば効果が発動するようにも感じられますが、「暗黒界」モンスターは、カードの効果によって手札から捨てられることが発動条件なので、捨てる方法が何でも良い訳ではありません。
この「カードの効果によって手札から捨てられた」の意味を把握していないと、効果発動できずに「バグだ!」って気分になりかねないので、「暗黒界」を使う際には、「コストと効果で捨てる」の違いについて把握しておくことが大事です。
「暗黒界」の効果を発動できる【効果で捨てる効果】
同時に実装されるカードを中心にピックアップしましたが、これ以外にもカードを捨てる効果を持つカードはごまんとあります。
カード効果とコストの見分け方についてですが、カード・効果の発動時にカードを捨てる事を要求しているものは【コスト】。発動後の効果処理でカードを捨てる事が盛り込まれているものは【効果】と覚えておくと色々と捗ります。
ただ、これだけだとイマイチピンとこない人もいると思うので、分かりやすい【遊戯王wiki】の一節を引用させていただきます。
第7期以降のテキストでは、基本的に『~して発動する。』『~する事で、・・・する。』の場合、「~」の部分は「コスト」として扱われる。(遊戯王wiki コストと効果より引用)
『遊戯王デュエルリンクス』は、実装と同時に分かりにくいものは新テキストに書き起こされているので、これを目安にするとかなり分かりやすいですね。
「暗黒界」の効果を発動できない【コスト】
《死者の手向け》 通常魔法 ①:手札を1枚捨て、フィールドのモンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを破壊する。 |
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《天罰》 カウンター罠 ①:効果モンスターの効果が発動した時、手札を1枚捨てて発動できる。その発動を無効にし破壊する。 |
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《マジック・ジャマー》 カウンター罠 ①:魔法カードが発動した時、手札を1枚捨てて発動できる。その発動を無効にし破壊する。 |
《死者への手向け》、《天罰》、《マジック・ジャマー》等は、発動の為にカードを捨てる事を要求されているので、【コスト】である事が把握し易いカードです。
イマイチ理解できない人は、こんな感じのテキストでカードを捨てる場合は「暗黒界」の効果は発動できない。…と覚えておけば何とかなる(いずれ理解できるさ…いずれな)。
【墓地へ送る】と【カードを捨てる】は別
『デュエルリンクス』実装済みで丁度良い例が見当たらなかったのですが、中には「カードを捨てる」じゃなく「墓地へ送る」というテキストのカードも存在します。
「カードを捨てる」と「カードを墓地へ送る」…やっている行為自体は同じですが、遊戯王では同義とはされません。
「暗黒界」の効果を誘発するには、「カードの効果で」「捨てる」が絶対条件です。
《手向け》+「暗黒界」は頻発しそうだよねぇ~
《死者への手向け》と「暗黒界」のトラブルはマジで頻発しそうですよね…。
OCGプレイヤーにとっては当たり前の事でも、リンクスユーザーにとっては初めての経験。
こういうのって長年プレイしていると見えにくくなってくるので、コメントで指摘していただけると本当に助かります。コメントくれた(`0言0́*)さんサンキューです!!