本日発売『リンク・ヴレインズ・パック3』に収録された《星鍵士リイヴ》の公式裁定(Q&A)に興味深い内容が含まれていたのでお伝えします。
カードの強さの根幹に関わるとても重要な裁定なのですが、テキストから読み取る事が困難なので気付いてない人の方が圧倒的に多いと思われる案件です。
これ、本当に合ってるんでしょうか(半信半疑)?
(C)高橋和希 スタジオ・ダイス/集英社・テレビ東京・NAS
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星鍵士リイヴ効果
速攻魔法・罠カードもセットしたターンに発動可能になる?
Question
自分の墓地の「星遺物」と名のついたカードが「星遺物の加護」のみの状態で、「星鍵士リイヴ」をリンク召喚し、『①:自分メインフェイズに発動できる。デッキから「星遺物」魔法・罠カード1枚を選んで自分フィールドにセットする。このターン、自分の墓地に「星遺物」モンスターが存在しない場合には、そのカードは発動できない』モンスター効果によって、「星遺物に眠る深層」をセットしました。そのターン、「星鍵士リイヴ」が相手モンスターと戦闘を行う際に、手札の「星遺物-『星槍』」の『①:リンクモンスターを含むモンスター同士が戦闘を行うダメージ計算時に、このカードを手札から捨てて発動できる。その戦闘を行う相手モンスターの攻撃力は3000ダウンする』モンスター効果を発動し、「星遺物-『星槍』」が墓地へ送られました。
この場合、戦闘後など、「星鍵士リイヴ」のモンスター効果でセットした「星遺物に眠る深層」をこのターン中に発動する事はできますか?
Answer
「星鍵士リイヴ」のモンスター効果によって、デッキからセットした「星遺物」と名のついた魔法・罠カードは、そのセットする処理の際に、自分の墓地に「星遺物」と名のついたモンスターが存在していれば、そのターンの間にいつでも発動できるようになるというわけではありません。「星鍵士リイヴ」のモンスター効果によって、デッキからセットされた後、その「星遺物」魔法・罠カードのカードの発動を行いたいその時点において、自分の墓地に「星遺物」と名のついたモンスターが存在しているのであれば、セットしたターンでも発動する事ができます。
質問の状況の場合、ダメージ計算時にモンスター効果を発動した「星遺物-『星槍』」が自分の墓地へ送られていますので、自分の墓地に「星遺物」と名のついたモンスターが存在する状態となっています。
「星遺物に眠る深層」の発動はダメージステップに行う事はできませんので、その戦闘が終了した後のバトルステップなど、自分の墓地に「星遺物」と名のついたモンスターが存在する状態のままであるならば、その「星遺物に眠る深層」をこのターンに発動する事ができます。
遊戯王OCG:データカードベース引用
このQ&Aから分かる事は二つ!
1つ、「星遺物」モンスターの参照はリンク召喚後とか関係なく、発動を行いたいその時点において参照出来れば良いという事。
2つ、通常魔法・速攻魔法・罠を問わず、セットしたターンに発動できるようになるという事。
…えっ!?
この効果テキストから「速攻魔法・罠カードをセットした場合、そのカードはセットしたターンでも発動できる。」を読み取れた人いる?
無理やり解釈すると、『このターン、自分の墓地に「星遺物」モンスターが存在しない場合には、そのカードは発動できない』=『このターン、自分の墓地に「星遺物」モンスターが存在する場合には、そのカードは発動できる』って事ですかね!(分からん)。
Question通りなら通常罠である《星遺物に眠る深層》をそのまま展開札に使えるって事になるんですけど?大丈夫ですか?
このテキストは通常魔法の発動を状況次第で抑制するテキストだと思っていただけに、これはかなり驚きました。
ただでさえ強いリイヴが更におかしなことになってる…
この裁定見た時の管理人はこんな顔してたと思います…。
リイヴはシンクロイヴを使えばただでさえ汎用って言われてたのに、こんな強裁定貰ったら更にやばい事になるじゃないですか!
記事にしておいてなんですが、今でも本当にあってるかどうか半信半疑です。…マジか…。