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Channel: 遊戯王の軌跡
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【オルターガイストデッキ・カード考察】シナジーの積み重ねが超強力!遅効性の毒が対戦相手の盤面を蝕んでいく・・・

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遊戯王VRAINS第三話より引用
©高橋和樹スタジオ・ダイス/集英社・テレビ東京・NAS

非力な魔女っ子カードで構成されたテーマだが、一度決まるとバッチリホールドしてそのまま締め落とされる(管理人の勝手なイメージ)・・・「オルターガイスト」は本当に怖いデッキやでぇ~

って事で、最近何かと対戦回数の多い「オルタ―ガイスト」デッキについてツラツラと書いていきます。

なお、内容に関しても【対オルタ―ガイスト】って視点が主になっているのでご注意ください。

「オルターガイスト」モンスター

《オルターガイスト・メリュシーク》

オルターガイスト・メリュシーク レア 遊戯王 サーキット・ブレイク cibr-jp014

効果モンスター
星1/水属性/魔法使い族/攻 500/守 300
このカード名の(3)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードは直接攻撃できる。
(2):このカードが相手に戦闘ダメージを与えた時、相手フィールドのカード1枚を対象として発動できる。 そのカードを墓地へ送る。
(3):このカードがフィールドから墓地へ送られた場合に発動できる。 デッキから「オルターガイスト・メリュシーク」以外の「オルターガイスト」モンスター1体を手札に加える。

ダイレクトアタック可能でついでに墓地送りにしてくる強カード

何でダイレクトアタック出来てしまうのか・・・最高に謎!

ダイレクトアタック=何か一枚墓地送りにされるっていう最高にヤバイ一枚。せめてモンスターのみとかだったら隙もあるんですが、相手フィールドのカードなら何でもOKってのが強いっすわ( ;∀;)

③の回収効果も「オルタ―ガイスト」カードなら何でも良いですしね・・・(回収できるのはモンスターのみです)

後出しでも強いので「オルタ―ガイスト」モンスターの中でもかなりの強さを誇る一枚だと思います。

メリュシーク、シルキタス、プロトコルみたいな盤面になるとジリジリとアド差を付けられてジリ貧死させられるんだよねぇ~

《オルターガイスト・マリオネッター》

オルターガイスト・マリオネッター スーパーレア 遊戯王 サーキット・ブレイク cibr-jp012

効果モンスター
星4/光属性/魔法使い族/攻1600/守1700
このカード名の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが召喚に成功した時に発動できる。 デッキから「オルターガイスト」罠カード1枚を選んで自分の魔法&罠ゾーンにセットする。
(2):自分フィールドの「オルターガイスト」カード1枚と、 自分の墓地の「オルターガイスト」モンスター1体を対象として発動できる。 対象のフィールドのカードを墓地へ送り、対象の墓地のモンスターを特殊召喚する。

初手に欲しい「オルタ―ガイスト」のファーストギア

「オルターガイスト」デッキはモンスターと「オルタ―ガイスト」罠によるシナジーで盤面を維持しながら戦うのが基本であり、この二つがきちっと噛み合わないとニッチもサッチも行かないデッキです。なので、それを1枚で成立させる《オルタ―ガイスト・マリオネッター》はかなり重要。

①は基本的に手札・フィールドに足りてない「オルタ―ガイスト」罠カード展開を優先して盤面をキッチリ構築。どちらも揃っている場合でも自身(②効果)のコストやシルキタスのバウンス役として重宝するので引っ張り得!

②は1:1交換の様にも見えますが、「オルタ―ガイスト」カードをモンスターに変換したり、「オルタ―ガイスト」モンスターの墓地落ちトリガーを能動的に引く為などかなり応用が利く効果です。完全蘇生効果なので、クンティエリを蘇生して表側表示のカードを無効化させたりすることもできます。

《オルターガイスト・シルキタス》

遊戯王/第10期/02弾/CIBR-JP013 オルターガイスト・シルキタス

効果モンスター
星2/風属性/魔法使い族/攻 800/守1500
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカード以外の自分フィールドの「オルターガイスト」カード1枚を持ち主の手札に戻し、相手フィールドのカード1枚を対象として発動できる。 そのカードを持ち主の手札に戻す。 この効果は相手ターンでも発動できる。
(2):このカードがフィールドから墓地へ送られた場合、 自分の墓地の「オルターガイスト」罠カード1枚を対象として発動できる。 そのカードを手札に加える。

誘発即時効果のバウンスが弱い訳ないんだよなぁ~

効果に関してはフリーチェーンのバウンス効果って事で言うまでもなく強いです。

《マリオネッター》《クンティエリ》をバウンスして再利用する動きが本当に厄介で、対戦してて負ける大きな要因の一つがこのカードだと思っています。

特に《クンティエリ》との噛合いが尋常じゃないうざさ強さなんだよね~

なんで攻撃止めながら表側表示カード無効にできて、バウンスして次に備えられるねん・・・。

《オルターガイスト・クンティエリ》

遊戯王/第10期/02弾/CIBR-JP015 オルターガイスト・クンティエリ

効果モンスター
星5/地属性/魔法使い族/攻 0/守2400
(1):自分フィールドに「オルターガイスト」カードが存在する場合、相手モンスターの攻撃宣言時に発動できる。 このカードを手札から特殊召喚し、その攻撃を無効にする。
(2):このカードが特殊召喚に成功した場合、相手フィールドの表側表示のカード1枚を対象として発動できる。 このモンスターが表側表示で存在する間、そのカードの効果は無効になる。

攻撃誘発か・・・と騙されてはいけない!!

攻撃を止めながら特殊召喚するまではまだ良いけど、なんでついでに表側表示のカード一枚無効にしてしまうん・・・。

①と②の効果はそれぞれ独立した効果なので、《マリオネッター》による蘇生、《プライムバンシー》によるリクルートでも②効果をきちんと誘発させる事が可能です。特に、《プライムバンシ―》の①効果は相手のメインフェイズにも使えるので、相手の動きに合わせて《クンティエリ》をSSして牽制なんて事も出来ます。

一つ隙を挙げるとすれば、自分フィールドに「オルターガイスト」カードがなければ①効果を使えないってところですが、逆に「オルターガイスト」カードなら何でも良いのかよ!!って話にもなります。

攻撃誘発のカードは軽視されがちですが、このカードに関しては全く当てはまらないですね・・・。

《オルターガイスト・プライムバンシー》

オルターガイスト・プライムバンシー シークレットレア 遊戯王 サーキット・ブレイク cibr-jp047

リンク・効果モンスター
リンク3/闇属性/魔法使い族/攻2100
【リンクマーカー:右/下/右下】
「オルターガイスト」モンスター2体以上
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分・相手のメインフェイズに このカード以外の自分フィールドの「オルターガイスト」モンスター1体をリリースして発動できる。 デッキから「オルターガイスト」モンスター1体をこのカードのリンク先となる自分フィールドに特殊召喚する。
(2):このカードがフィールドから墓地へ送られた場合、 自分の墓地の「オルターガイスト」カード1枚を対象として発動できる。 そのカードを手札に加える。

展開力そこまで高くないし使い難そう・・・

第一印象通り、「オルターガイスト」は展開力がそこまで高くありません。なので、《オルターガイスト・プライムバンシー》を立てるのは結構大変です。

・・・が、ここには大きな誤算が一つ存在します。

「オルターガイスト」は《オルターガイスト・プライムバンシー》を展開出来ずとも強いのだ!!

逆に無理して立てると弱くなるまであるので、的確かつ繊細な運用を要求されます。

出ると自分と相手メインフェイズに一度《クンティエリ》がぶっ飛んできて表側カードを無効にして《シルキタス》のバウンス役になって手札にチャージされます。

ここまで来ると大体詰んでる事が多いですね( ˘ω˘ )

「オルガータイスト」サポート(魔法・罠)について

《オルターガイスト・プロトコル》

オルターガイスト・プロトコル ノーマル 遊戯王 サーキット・ブレイク cibr-jp071

永続罠
このカード名の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが魔法&罠ゾーンに存在する限り、 自分フィールドの「オルターガイスト」カードの効果の発動及びその発動した効果は無効化されない。
(2):相手がモンスターの効果を発動した時、 このカード以外の自分フィールドの表側表示の「オルターガイスト」カード1枚を墓地へ送って発動できる。 その発動を無効にし破壊する。

モンスター効果を戒める強烈な制圧力

「オルターガイスト」デッキの強さの源とも言える存在。こいつのせいで管理人の 《えん魔竜 レッド・デーモン・アビス》が何度無力化された事か・・・。

「オルターガイスト」カードの効果発動や発動した効果は無効にされない。しかし、相手のモンスター効果の発動は決して許さない!!

詳しくは《スキルドレイン》の項で触れますが、二つ並べて相手にだけスキドレを強いるなんて事も可能です。

「オルターガイスト」の中で管理人が最も苦手とするカードなのは間違いありません。

《オルターガイスト・カモフラージュ》

オルターガイスト・カモフラージュ ノーマル 遊戯王 サーキット・ブレイク cibr-jp070

通常罠
(1):自分フィールドの「オルターガイスト」モンスター1体を対象としてこのカードを発動できる。 このカードを装備カード扱いとしてそのモンスターに装備する。 装備モンスターは相手モンスターの攻撃対象にされない。 (この効果が適用されたモンスターしか自分フィールドに存在しない状態での 相手の攻撃は自分への直接攻撃になる。)
(2):装備モンスターを対象として発動した相手モンスターの効果は無効化される。
(3):自分フィールドの「オルターガイスト」カードが戦闘・効果で破壊される場合、 代わりに墓地のこのカードを除外できる。

個人的に③の身代わり効果がエグイと思ってる

プロトコルだけでもモンスター効果が通し辛いというのに、カモフラージュで更に通らないという二重苦!

カモフラージュ単体ならどうとでもなるのですが、プロトコル、カモフラージュ、クンティエリの無効化三連ちゃん+シルキタスのバウンスで頭がガンガン痛くなーる。

こちらの攻撃はダイレクトアタックになりますが、そういうシーンだと大体クンティエリが出てきて攻撃を無効化されるか「ミラフォ」系カードでいなされるっていうね☆

《パーソナル・スプーフィング》

遊戯王/第10期/02弾/CIBR-JP072 パーソナル・スプーフィング

永続罠
(1):1ターンに1度、手札及び自分フィールドの表側表示のカードの中から、 「オルターガイスト」カード1枚を持ち主のデッキに戻して発動できる。 デッキから「オルターガイスト」モンスター1体を手札に加える。

サーチ不可なので採用していない人も多いですが・・・

「オルタ―ガイスト」カードに該当しないので各種コスト・サーチ・回収・ダイレクトセットに対応していません。

それゆえに採用していない人も多いようですが、効果自体は強くて便利な強カードです。

ディフェンスカードであるクンティエリをデッキに戻してオフェンス役やシステム役の「オルタ―ガイスト」モンスターにシフトするのは無駄がなく鮮やか!

一枚は欲しいと感じるカードですが、採用枚数が難しいカードでもあります。

使用している友人は「ヴェルズ」好きなので納得と言わざるを得ませんね(笑)

相性の良いカード

《強欲で謙虚な壺》

《オルターガイスト・プライムバンシー》が立たない限りは自分ターンにガンガン特殊召喚するってタイプでもないので、採用しても悪くなさそうなんですが・・・。

あんまり採用している人もいないし友人も入れてはなかったですね。

《ワンダー・ワンド》等

ドローソース役として《ワンダー・ワンド》《ルドラの魔導書》を採用するのは悪くなさそう。

ただ、盤面に最低限は「オルタ―ガイスト」モンスターを残さないといけないので初動では使い難そうです。

《魔法族の里》

モンスター効果にはめっぽう強いデッキですが、魔法は普通に効くので、その対処役として採用している人が多いようです。

まぁ、これも魔法使い族デッキの強みの一つですからねぇ~

《スキルドレイン》

《オルタ―ガイスト・プロトコル》と並べると相手モンスターの効果だけを封じる事が可能です。

ただし、《オルタ―ガイスト・プロトコル》を破壊されるとスキドレ状態になってしまうので結構リスキーだったりします。使う場合は要注意ですね。

「神の〇〇」系シリーズなどのカウンター罠

メタビっぽい動きをするデッキなのでバックは厚ければ厚いほど良いはず!

《神の宣告》など、「神の〇〇」シリーズをたくさん背負いたいものです。モンスター効果には元々強いので、《魔宮の賄賂》を積んだ方が効果的かもしれません。

とりあえず強力なカウンター罠や妨害をたくさん採用しましょう!

「ミラーフォース」系シリーズ

妨害によって相手のリソースを吐き出させるのが非常に上手いので攻撃反応系の罠も意外と機能します。

《オルタ―ガイスト・カモフラージュ》で相手のダイレクトアタックを強要する事もでき、《波紋のバリア-ウェーブ・フォース-》を予想外のタイミングで差し込む事も可能。

たくさん入れすぎるとあれですが、種類を絞って採用すればいいアクセントになりそう。

回し方・基本戦術・弱点

「オルタ―ガイスト」モンスター+罠の構図を安定させる

《オルタ―ガイスト・マリオネッター》で罠をデッキから引っ張ってきて相手へと軽いジャブで翻弄する所からスタート!

いつの間にやら手札・盤面の数に差が出てき始めるので更に打ち込んで行き・・・

「ほら、動いてみろよ!」って状況を作り出すのが理想系。

無理にリンクを狙わずリスクを最小限に抑えながら戦う

エースモンスターである《オルターガイスト・プライムバンシー》を狙いに行きたい所ではありますが、無理にリンクを狙うとそこに隙が生じるのでかなり危険です。

展開所・妨害所の見極めこそが「オルターガイスト」デッキを回す上での最重要ポイントだと思います。

「オルターガイスト」はモンスター効果以外で対処しよう!

とりあえず《ハーピィの羽根帚》等、魔法・罠除去(カモフラージュが墓地にあると身代わりになるので除外が理想)や、モンスター効果以外でのモンスター除去や展開手段が必要になります。

モンスターからの罠サーチや回収効果も豊富なのでクリティカルの見極めは難しいですが、やらない訳にもいかないので積極的に刺していきましょう。

あと、基本的に対象をとる効果ばかりなので、対象にとれないモンスターを出してやるのも効果的ですね。

あと《拮抗勝負》も普通に決めやすそうです。

ガッチリと盤面をホールドしてきますが、キルスピードはゆっくりなので《拮抗勝負》を差し込むタイミングは多いはず!?

除外できる枚数期待値も高そうなのでクリティカルヒットするカードだと思います。

盤面を徐々に掌握する コントロール色の強いデッキ好きにオススメ

遅効性の毒によって、ゆっくりと確実に体を蝕まれていくような・・・感覚。

好きな人には堪らない最強のジワジワデッキだと思うので、「そういうの好きだわ~」って人は是非一度お試しください。

ここから更に強化されて行くと考えると、「オルターガイスト」も結構怖いデッキだよね~


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